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2008年 03月 27日
Liste de lecture : 26 mars 2008
マイレートで★★★★★(満点)を付けた曲を集めているスマートプレイリストをシャッフル。
久しぶりに良いシャッフルプレイだったので、載せてみることにする。
※いくつかの曲にコメントを追加した。

2008/03/26 07:46 - She's Leaving The Bank / Ry Cooder / Paris, Texas - Original Motion Picture Soundtrack
//映画『パリ・テキサス』のサントラから。ライ・クーダーのギターがこの上なく切なく、身にしみる。

2008/03/26 07:48 - Come Up The Years / Jefferson Airplane / Takes Off
//彼らのデビューアルバムに収められている一曲。グロッケンシュピールが印象的なメロウ・サウンドは、大ブレイクしたセカンドアルバム"Surrealistic Pillow"を先取りしている。

2008/03/26 07:51 - I'm A Loser / The Beatles / Beatles For Sale
//ビートルズがこの上なくフォークロックに接近していた頃の一曲。『フォーセール』はこれ以外にも『パーティはそのままに』などフォーキーな傑作が多い。

2008/03/26 07:54 - Don't Bring Me Down / Eric Burdon And The Animals / The Best Of Eric Burdon And The Animals (1966-1968)
//かなりサイケなムードで、個人的には彼らのベスト。

2008/03/26 07:58 - The Rhythm Of The Saints / Paul Simon / The Rhythm Of The Saints
//秘やかに、控えめで、よりクール。NYの摩天楼と中南米の大地の息づかいの絶妙なマッチング。グラミー賞を取った"Graceland"よりもこのアルバムのほうが数段好きだ。

2008/03/26 08:03 - #9 Dream / John Lennon / Lennon Legend: The Very Best Of John Lennon
//ストリングなどを多用するフィルスペクターサウンド。「アーヴァヴァカヴァポセポセ」というコーラスが印象的。

2008/03/26 08:08 - Fortress Around Your Heart / Sting / The Dream Of The Blue Turtles
//多分中学生の頃、この曲の歌詞を訳したりしていた。今でも一緒に歌えるくらい歌詞を覚えている。「…自分が埋めた地雷を踏むのではないかと恐怖に駆られ、立ち止まらずを得なかった…」

2008/03/26 08:12 - Don't You (Forget About Me) / Simple Minds / Glittering Prize 81-92
//何かの映画の主題歌だったような気がするが思い出せない。1985年全米No.1。当時チャートマニアの端くれだったので、No.1ソングに弱い(笑)

2008/03/26 08:15 - I Feel Free / Cream / Fresh Cream
//この曲として初めて聞いたのは、実はDavid Bowieによるカヴァーヴァージョンだった(ボウイファンからは評価の低い"Black Tie White Noise"に収録)。確かに、このオリジナルのほうが数段格好いい。

2008/03/26 08:20 - You're The Best Thing / The Style Council / The Style Council Collection
//いつ聞いても懐かしい、スタカンの名曲。80年代ということを強く意識させられる一曲でもある。

2008/03/26 08:23 - Lonely Ol' Night / John Cougar Mellencamp / Scarecrow
//彼のシングル曲ではこれが最も好き。タイトなロックサウンドが心地良い。アルバム全体も好きだ。

2008/03/26 08:29 - Teardrop / Massive Attack / Mezzanine


2008/03/26 08:32 - Climbing Up The Wall / The Action / Rolled Gold
//当時アイドルグループだった彼らが1967年に録音していたが結局お蔵入りとなってしまった音源。ネットラジオ"Technicolor Web Of Sound"で聞いて、耳から離れなくなってCD(1999年発売)を購入した。ラフミックスだが曲としては大変完成度が高く、発売されなかったのが不思議なくらい。

2008/03/26 08:36 - Given To Fly / Pearl Jam / Yield


2008/03/26 08:40 - Gone Is The Sad Man / Timebox / Acid Drops, Spacedust & Flying Saucers - Down To Middle Earth


  *

2008/03/26 22:12 - Deja Vu / Crosby, Stills, Nash & Young / So Far


2008/03/26 22:15 - Street Fighting Man / The Rolling Stones / Beggars Banquet


2008/03/26 22:23 - Digging In The Dirt / Peter Gabriel / Secret World Live


2008/03/26 22:28 - Digging In The Dirt / Peter Gabriel / Us (REMASTERED)
//同じ曲がライブ版とスタジオ録音版で続けて掛かったのはシャッフルの妙か。

2008/03/26 22:35 - Wealth / Talk Talk / The Very Best Of Talk Talk
//秘境的サウンドといつも形容してしまう。あまり知られたくない個人的な名曲。

2008/03/26 22:38 - Old Man / Neil Young / Harvest
//「オヤジさんよ、俺の人生を見てくれ。あんたの人生そっくりだ」などと当時まだ20代だったはずのニールヤングが歌っている。なんだかなあ。とても好きなんだけど。

2008/03/26 22:42 - Overkill / Men At Work / Cargo


2008/03/26 22:46 - Don't Dream It's Over / Crowded House / Recurring Dream - The Very Best Of Crowded House
//日本はバブル全盛期、アメリカでは「夢を見るな、もう終わった」というこの曲がヒットしていたのだった。今聞くと神妙に聞こえる。

2008/03/26 22:50 - Octopus / Syd Barrett / Acid Drops, Spacedust & Flying Saucers - Roundhouse Ghosts
//エキセントリック・サイケデリックな名曲。ややチューニングが外れ気味のギターがかえって良い雰囲気になっているように思われる。

2008/03/26 22:52 - Not A Second Time / The Beatles / With The Beatles
//初期ビートルズの傑作。一筋縄ではいかないメロディラインやコード進行は今聞いても新鮮。大好きな曲の一つ。

2008/03/26 22:56 - Bluebird / Buffalo Springfield / Again
//一曲のなかで、サイケデリックロックとカントリーロックの橋渡しをしているかのよう。

2008/03/26 23:02 - Welcome To The Boomtown / David + David / Boomtown
この一曲だけが辛うじて全米トップ40入り。いわゆる「グランジロック」の元祖的な音、個人的には1986年のフェイヴァリットソングNo.1。当時高校生で、学校の放送部にいたので、昼休みの校内放送で流したりしていた。懐かしい。
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by junitchy | 2008-03-27 00:31 | iPod playlists | Comments(0)
2008年 03月 02日
Le rossignol
ちょっとしたきっかけがあって、書棚の奥のほうに仕舞ったままになっていた或る本を取り出す。末尾ページ余白に購入日を書き入れていた:1993年11月5日。

本のタイトルは"Anthologie de la poesie japonaise classique" (traduction: G. Renondeau, Gallimard - Collection POESIE,1978) つまりフランス語訳『日本の古典詩歌選集』。万葉集や古今集をメインに、江戸時代の俳句までを作者ごとに数首選んで掲げられているものだ。

試しに一首、引用してみよう:

  N'etait le chant
 Que lance dans la vallee
  Le rossignol,
 Qui donc saurait
 Que le printemps est arrive?

※アクサン記号は表記出来ないため省いている(たとえば1行目の「etait」の「e」にはアクサン・テギュ(´)が付く)。

このフランス語からそのまま日本語に訳してみよう。

1行目のN'etait〜は仮定法過去で「〜がもし無かったならば」の意。三行目の rossignol を仏和辞書で引くと「ナイチンゲール、夜鳴き鶯(うぐいす)」と出る。le chant que lance dans la vallee le rossignol は「鶯が谷間にて発する鳴き声」。つまり上の句は、この「鳴き声が無かったならば、」となる。4行目の saurait は savoir (知る)の条件法で、1行目の N'etait を受ける。doncは強めで「ならば」。Qui donc saurait で「では誰が知るだろうか」。そして5行目はそのまま「春が来たと云うことを」。
これをつなげてみると:

 鶯が谷間にて鳴くその鳴き声がもし無かったとしたら、
 ではいったい誰が春が訪れたのを知ることであろうか。

それほどまでにウグイスの初声が待ち遠しいという、春を待ちわぶ気持ちである。

さてこれで、原歌が浮かぶだろうか。『古今和歌集』を読んだことがあればきっと思い当たるだろう。

                    大江千里
 鶯の谷よりいづるこゑなくば春くることをたれか知らまし
 (古今和歌集、巻第一、春歌上)


…さて今年は、いつ聞くことができるだろう。
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by junitchy | 2008-03-02 16:47 | 和歌逍遥 | Comments(2)